ここにしか咲かない花

金曜は地元の中学校にて講演でした。

この日に限ったことではありませんが、中高生への講演において棋士について話すときに、ほとんどの場合、どよめきが起こる箇所というのがあります。
ひとつは対局時間で、「プロ同士の対局では一局の将棋が朝から夜中までかかることもある」というところ。一局の将棋にそんな長い時間がかかるというのが驚きのようです。

あと一つはトップ棋士の年収。どうせなら大きく言った方が夢もあるだろうと(笑)「羽生さんが七冠制覇のときは2億円ぐらい」というと、これもすごいどよめきがあります。やっぱりお金の話は反応がすぐ出ますね。将棋でそんなに稼げるというのが、信じられないようです。
まあ、ごくごく一部の棋士に限られますが(笑)。

確かに僕も小6のときに「将棋のプロがある」と初めて聞いたときは驚きでした。「遊びの将棋で稼げるなんて夢のようだ」と思ったものです。
現実はそんな楽ではありませんが(笑)、好きなことを仕事に出来る非常に恵まれた職業であることは間違いないところ。このことへの感謝の気持ちは忘れてはいけないと思います。

土曜はNEC将棋部への将棋指導で近代将棋の取材がありました。来年1月下旬発売の同誌に載るそうなのでぜひご覧ください!!
終了後は今年最後ということで忘年会へ。二次会のカラオケBOXでは、入室したらすぐに将棋盤を取り出して皆、エンドレスで将棋を指していました。皆さん、ホントに将棋が好きで嬉しい限りです。
一応(笑)歌も歌いましたよ。僕は自分の中で密かにヒットしている(遅い?)コブクロの「ここにしか咲かない花」を。部の皆さんには、盤面を見つめながらの(笑)そぞろな拍手を頂きました。今年一年ありがとうございました!来年もよろしくどうぞ。

コメント

  1. 江戸川 より:

    あまり瀬川さんのコメントとは関係ないかもしれませんが、近代将棋のことが触れていられるので一言。
    将棋世界もそうですが、なんで発売日と号の月が2ヶ月も離れているんでしょうね。
    1回臨時号出して、調整できないものでしょうか。

  2. 棋界ニュース より:

    12/17 今日の棋界ニュース

    将棋関連のニュース一覧
    ・毎日新聞:羽生善治王将が14日の…
    通算999勝達成を報じるニュース。
    ・産経ニュース:プロの一手に熱視線 和歌山城将棋まつり
    「第3回和歌山城将棋まつり」が16日行われたそうです。谷川浩司九段や神崎健二七段、豊島将之四段らが参加した….

  3. すーさん より:

    そぞろな拍手というところが笑えました。(^.^)
    もう年末ですね。1年って短いですね。
    クリスマスも関係なく
    働かなくちゃいけませんが
    倒れないように頑張ります!

  4. ken より:

    講演&指導、お疲れ様でした。

    「NHK将棋講座1月号」掲載の瀬川さんの連載10回目「あんなことこんなこと」の小見出しは「囲碁まつりに行ってきました!」でした。10月末に囲碁フェスに参加なさったときの話を面白くまとめておられました。

    念のため、囲碁・将棋チャンネルの「お好み将棋道場第124回」の放送予定を書かせていただきます。12月29日(土)10:00~11:38、「プロアマ指導対局(飛車落ち)瀬川晶司四段vs.錦織健 解説:中原誠十六世名人 聞き手:坂東香菜子女流2級 記録:古河彩子女流二段」。

  5. haru7 より:

    コブクロの「ここにしか咲かない花」のカラオケ大変お上手でした。
    将棋に熱中している人が多く、熱心に聴いていたのは少なかったかもしれません。
    失礼をお許しください。
    詳細は、前ブログにコメント入れてあります。
    haru7のブログを参照して下さい。

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