続きです。
そんなわけではじめは宣言よりでした。
ただ収入面、体力面、対局のモチベーション、その他もろもろ考える要素はたくさんありました。そもそもフリークラスからC級２組に苦労して昇級できたのに、それを自分から放棄していいものか。いや、でも自分の人生だし好きなようにすべきだよなあ、、、なんて感じで大いに考えました。
近しい何人かに相談もしました（お付き合いありがとうございました）。ザッと宣言２続投２その他２という感じでした。話したときはそうだよなあと思うのですが、なかなか決断できません。どちらも一局なのは間違いないのですが。
最後、決めた大きい理由は、前期真っ黒のリーグ表を見返したとき、悔しい気持ちが強く湧きあがってきたことです。やっぱりこのままで順位戦を終わりたくないと思いました。
ただある一言、私の尊敬する、将棋界にはあまり詳しくない方からですが、「自分で決めることだけど、続けるからには無謀では意味がない」というもの。確かにその通りです。
順位戦の負けた将棋を見返して、まあ僕は言い訳名人なので（笑）まだやれるはず、という結論になりました。①に書いた失った自信はどうなったのか、という話ではありますが。
「やれるはず」は勘違いかもしれませんが、棋士人生振り返れば、もともと「強いかも」という勘違いからプロを目指しました。前期のような情けない戦いはできませんが、それをいいプレッシャーにして、精一杯集中して臨みます。見守って頂ければ幸いです。
以上長文乱文失礼しました。最後までお読みいただきありがとうございました。
なお今期は特に目標は立てないでおきます。全ての対局、精一杯指すのみで。
追伸：竜王戦次戦はなんと１５歳！の山下三段に決まりました。若すぎます（笑）携帯中継もあると思いますのでぜひご覧ください。頑張ります。
コメント
瀬川先生らしい決断だと思います。
まだまだ挑戦し続けてください。
降級点消えること願っています。
先生ならできると信じています。
いい決断だったと言えるようになることを祈っています。
逃げたら一つ、進めば二つ。
今年度の対局、その決断に幸あらんことを願います。
昨期は順位戦を除けば9勝10敗。
良くはないにせよ、そこまで悪い成績でもないですよね。
逆に言うと、順位戦でもう少し勝てればまだまだやれるはず。
実際に先日は新人王になった上野四段との対局で千日手指し直しの末、後手番でも良い内容で勝てているわけですから。
「負けっぱなしじゃ、終われない」ですよね。
応援してます！
私個人としてはＣ２で降級点をもらうレベルの人がダラダラと６５歳まで現役を続けるのはどうなのか、と思ってしまいます。当事者ではないから言えるのですがね。そういう意味でも、瀬川さんの今回の決断を嬉しく感じました。今回ついてしまった２回目の降級点は成績次第では消せますよね。まずは５勝を目指しましょう。前にも書きましたが、同世代に活躍されている人がいますね。瀬川さんもまだまだ活躍できますよ。使い古された言葉ですが、「初心に返って」将棋と向き合ってみてください。偉そうなことを言いましたが、ファンとしては、瀬川さんの将棋を末永く見ていきたいと思っています。
瀬川先生の今回の決断には覚悟を感じました。ぜひ先生の今回の決定に関するお心が知りたいと思っていたので、ブログで詳細を知ることができてよかったです。プレッシャーがかかる来期と思いますが、応援しています。