僕の後手でした。対中飛車左玉の戦型に。ここ最近みられるようになった形です。
相手の誤算もあり、優勢になりました。下図は△7一桂と金取りに打ったところ。完全に攻めを切らしたと思った局面です。
実はここで相手が投了するのでは、と本気で思っていました。なぜなら指す手が見当たらないので。
ここで勝った気になって緊張感が切れてしまいました。
本譜は▲6四金でした。△6一飛の両取りが第一感でしたが、そこまでしなくても、と読みを欠いた状態で違う手を。
そのあとこちらに見落としもあって、一手違いの終盤に。
「あの将棋が」という後悔を引きずりながら指してしまいました。最後の簡単な勝ちもみえず負けになりました。
考えれば詰んでもないのに相手が投了するだろう、とか甘いですね。
自分の中ではかなりの逆転負けで忘れらない将棋になりそうです。
終局後はさすがに呆れて、感想戦をやる気がしませんでした。自分にとって公式戦では初めてのこと。
しかし、モバイル中継あったことを思い出し、することにしました。小市民だなあ。
近藤くんには同年代の気安さで「なんで投げないの?」「なんで指せるの?」とか怒りをぶつけてました(笑)
竜王戦、残念ながら負けてしまいましたが、まだ昇級決定戦が残っています。気を取り直してまた頑張ります。
コメント
近藤先生、底力を出しての大逆転劇は、さすがです。
というか、将棋をなめているとしか思えないこんな相手に負けるわけにはいきません。
プロ入りの時から応援しています。
瀬川さん頑張れ!!
長文ばかりだと瀬川さんも大変だと思うのでちょっとだけ。
昇級は手の届くところにありますよ!瀬川さんは、他の棋士が経験したことのないプレッシャーを乗り越えてここまで来ています、自信を持っていきましょう!
ここは仲良しグループの
集ですか? 一言「喝っ」入れるヤツ居ないのかねぇ前以て「誹謗中傷」ではないので仲良しグループの方々誤解せぬ様
ごぶさたしてます。
ファンもいればアンチもいる、
それがプロなんですね。
いろいろあるけど前進あるのみ、
中年の底力を見せてあげましょう。
戸塚「梅華楼」の
スーラーメンおすすめです。
ビールといっしょに!
おととい、前向きなコメントをしましたが、なんだかモヤモヤした気分が残っています。実は私もn-matsuiさんのようなことを言いたかったんです。モバイル中継だったので、私は一日中iPadを見ながら心の中で「頑張れ~」「何とか勝ってくれ~」と応援していました。瀬川さんが「勝った気になった」局面でも、もちろん大優勢と思いましたが、まだまだこれから勝ちきるのは大変だろうなと思って、心の底から応援していました。なので、瀬川さんが「緊張感が切れた」というのは少なからぬショックです。この対局が、例えば将棋祭りの席上対局であるならばいざ知らず、竜王戦の本戦の準々決勝じゃないですか。そう簡単に相手が諦めてくれるはずはないでしょう。勝負師として大変甘かったと言わざるを得ませんし、信じて応援していた私(達)のような瀬川ファンの期待に応えた将棋ではなかったと思います。次の対局は、王位リーグの対山崎戦でしょうか。勝敗はともかく、ご自分で納得のいく将棋を指すのはもちろんのこと、モバイル中継の応援団も多数いることをお忘れなくお願いします。
瀬川さん、お疲れ様でしたね。 先手中飛車への作戦勝ちを狙っての相振り三間飛車に、近藤六段が中飛車左穴熊で迎え討つ展開でしたが、近藤六段の無理気味の仕掛けに6一飛が指せずに結果敗れてしまったようですが落ち込む必要はないですよ。
このような相手の攻めを切らす将棋は受け棋風の棋士が得意とするところで、森内九段の鉄板流や深浦九段そして丸山九段の激辛流なら受け潰しは得意とするところなのでしょうね。
瀬川さんはやはり攻め棋風が持ち味であり、極限状態でついつい受けに徹する順を精査できなかったのであろうと思われます。 ただ攻め棋風であっても郷田王将や殺到モテ光九段などは、ここ一番には頑強な受けの将棋をしっかりと指して数々のタイトルを獲得なさっています。
そこで提案なのですが受け潰して勝ちきる時には何か特定のおやつなどを召し上がって、「受けモード」を演出してみるのも有効かと思っています。
格調高く本筋の受け将棋を指しきるつもりで郷田流の和菓子と抹茶ティータイムに倣って どら焼きとお茶でも召し上がるというのはいかがでしょうか? よく噛んで食べながら熟考していると受けの読みを進めるのも比較的楽にできるかも知れないですね。 是非とも試していただき、好結果が得られるといいなあと思っています。 笑
P.S.渡辺竜王 棋王4連覇おめでとうございます。第4局の自玉の寄り筋を消しにいった77桂など執念の防衛でしたね。凄みがありました。
そして永瀬六段には、棋聖戦を盛り上げていただきたいですね。初のタイトル戦期待しております。
「6一飛の両取りが第一感でしたが、そこまでしなくても、と読みを欠いた状態で違う手を」指してしまったとのこと。相手が投了するまでは勝負は終わっていないのは、プロの勝負師としては当たり前のことなのでしょうが、そんな場面でも「友達をなくす」(笑)ような手を指せないのは、結局は人柄なのでしょうか。瀬川さんの、人間としての穏やかさや温かみが多くのファンを引きつける反面、肝心の場面でその「甘さ」が顔を出してしまう。応援している側にとっては、難しいところです。
率直に自分のふがいなさを発信できる虚心さは素晴らしいと思います。
べき論を振りかざすより、はるかに素晴らしいと思いました。
今後も頑張ってください。
応援しています (*´∀`)ノ
お疲れ様でした。
昇級決定戦では悔いのないように、いい将棋が指せるといいですね。
いやあ本当に残念でしたね。しばらく更新が無かったので瀬川先生のショックの大きさが伝わってきます。しかしまだ昇級の目が残っていますしあと2回勝てば大いにチャンスが出てきます。まだまだこれからこれから。
これはもう・・・、本当の本当に駄目かもわからんね
瀬川さん
今日書かれている内容にはいささか驚いています。
「緊張感が切れてしまった」ことや、「そこまでしなくても、と読みを欠いた状態で違う手を」、のことを言っていますが、勝負の世界にいらっしゃる方として、こういうことでいいのかと…。(まあ人間なのでこういうことは絶対あるんでしょうけど)
瀬川さんくらいであれば、当然のごとくもうこれまで百戦錬磨と言っていいくらい、経験を重ねていらっしゃると思います。それでもこのようなことになるというのは、将棋のことや勝負のことも、一般人と比べものにならないくらいわかってらっしゃるはずなのに、率直に言って残念でなりません。これでメシを食っているのに…
また、後悔を引きずりながら指されたということですが、ここは大変つらいところとは思いますが、プロであれば気持ちを持ち直す必要があると思います。
もちろん、プロ棋士の方の、対局に臨む際の張り詰めた緊張は、一般人にはわかるはずもありません。また相手が同年代の近藤さんということもあったかもしれません。
しかしこのようなことはもう繰り返してほしくないと考えます。もっと活躍できるはずなのに、見ているほうも、何か悔しさを感じます。
なお私は瀬川さんと同学年にあたり、かなり以前にコメントさせていただいたことがあり、最近かなり久々にこのブログを拝見しています。
携帯中継を拝見しておりました。
将棋を指せない物からしたら、
記者や解説の方のコメントを見て、
途中まで勝ちを確信していました。
非常に悔やまれますよね。。。
瀬川先生は、ブログではいつも穏やかな
印象があり、ここまで激しい感情を
拝見したのは初めてな気がします。
今回は悔しい感情でしたが、
もっともっとガッツリとやって
今度は是非、嬉しくて弾けるような
内容を拝見させて戴けたら、と思います。
これからも応援します。頑張って下さい!
お疲れ様です。この対局以前に、これやっちゃう兆候がすでに出ていたので、一言こちらのブログに書こうかどうか迷っていた時があります。ブログで拝見したんですけど、マイナビの本戦一戦目で解説やった時に、勝手に局面の審判やってしまったでしょ? 経験豊富な人の悪い部分が出てしまった感じがします。「斬り合いの世界」では「普段」が大事な場面で全部出てしまいます。間違ったことに、しっかり向き合って素直に反省して、あとはドンマイです。他の棋士と同じように宴会ばかりやっててはダメですからね。
ところで永瀬さんがタイトル戦挑戦が決定しましたね。村山さんとの最後の決め技は、形や出方は違えど、最後のコンビネーションの組み立ては瀬川さんの技と似ている気がしました。76歩の突き技が素晴らしく、飛車の引き技から、馬の動きを少し切らせてから、相手の飛車取りを抜いて、馬の軌道をはずしてから、トップスピードに入るタイミング。マイナビの第二戦で室谷さんの決め技も相手の歩で飛車を後ろに流されてから、飛車を馬にあてて、そこからトップスピードに入る決め技で、同じタイミングでしたね。というか切り口が武道的には同じ技です。
いずれも、飛車を受けられて後ろに流されてから、出る技なので、「受け流し返し」とか「流し掛け」とか、そんな名前をつけてみたい感じの技です(勝手につけてみた)。タイミングを合わせるのが難しそうな技なので練習して、今期どっかでチャンスがあったら、使ってみたらいいと思います。合理的な動きの一つだと思います。
休日だったので、朝から携帯中継を見ていました。近藤さんが▲53角成の鬼手を放ったときには、一本取られたのかと思いましたが、冷静に対応して、中盤は絶好調だったですね。でも終盤のたった一手の疑問手で逆転してしまうのが将棋なんですね。まだ昇級決定戦があります。近藤さんは多分青嶋さんに討ち取られるでしょうから(?)、昇級者決定戦はまた近藤さんとです。頑張ってください。いつも勝利をお祈りしています。
近藤さんも好きな棋士のお一人なので、逆転したときは驚きに驚きました。
米長さんではないですが「人生一手の違い」を見せつけられたような気がします。
ただアマにとっては、プロがつらい逆転負けをしても感想戦を淡々とこなすところに尊敬を感じたりするので、今後はどんなつらい負け方をしても(それがないことを祈りたいですが笑)、感想戦は積極的にやっていただきたいところです。これは瀬川さんに限った話ではないですけどね。
相手に止めを刺すまでは終わっていません。勝負は非情に徹して
これを糧に将棋の権化となって下さい。
逆に考えれば、圧倒的に劣勢の将棋でも、投げずに粘り強く指していれば相手が緩い手を指して、それに乗じて逆転できる、ということですね。
瀬川さんは、逆転の人生を歩んでこられた人ですから、将棋でも逆転を得意技にできると思います。
本来であれば振り返りたくない将棋を、このようにブログに書くとは、なかなかできることではありません。将棋の内容では勝っていたのだから、これからいくらでも巻き返せるはず。捲土重来を期待します。