一局目勝又七段戦は僕の先手でした。角換りで速攻を仕掛け下図を迎えました。
△2八角と打ち込まれたところです。ここで派手目な手順を選びました。
ここで▲1二歩△同香▲7一角としました。▲1二歩の意味は▲7一角に対して△同銀▲6一飛成△6二銀▲2一竜△3一金の時に▲1二竜と逃げる場所を作ったものです。
本譜は△7一同銀▲6一飛成以下△4六角成▲7一竜△8四飛と進行。先手の攻めが決まったようですが後手の馬も大きく形勢は難解です。
ここからは二転三転の泥仕合となりました。延々と双方一分将棋でお互いに手が見えません。最後は難解ながらこちらの玉に詰みも生じていました。勝てたのは運がよかったです。
二局目丸山九段戦は僕の後手でした。一局目と形は違いますが、こんどは角換わりで速攻を受けることに。
こちらに誤算あり、苦しい展開で下図を迎えました。△5六歩に▲7三角成とされたところです。
ここで本譜は△3五馬としましたが、堂々と▲8二馬と飛車を取られてハッキリ足りませんでした。
△5七歩成▲7九玉△8七歩と詰めろをかけましたが、後に▲4六桂と馬筋を止める手がピッタリで負けとなりました。
ここは単に△5七歩成でした。以下▲同玉に△7二飛として苦しいながらまだチャンスはあったように思います。やはり飛車をタダは大きいですね。
せっかくの枠抜けの一番でしたが、いろいろ準備不足でした。反省です。
勝又七段丸山九段とも同年代なので奨励会時代を思い出す懐かしい感覚もありました。
これで9月は6局指して4勝2敗の成績でした。週一ペースで対局があると充実感がありますね。やはり対局あってこその棋士と思うので。
10月以降はペースダウンするとは思いますが、対局を増やしていけるよう頑張ります!!
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