中継スタッフの松本です。終局後、満席の会場からは大きな拍手が起こりました。現在は両対局者も大盤の前に移動して、感想戦がおこなわれています。
佐藤三段は、やはり緊張もし、激しい戦いになりながらも、心には余裕があったようです。「途中いいと思った局面も難しくて……」というコメントがありましたが、最後は大器の名にふさわしいしっかりした終盤で、控え室の検討陣からは感嘆の声が上がっていました。
一方の瀬川アマは「自分の好きな戦法ですし、満足しています。▲3四飛に△3三銀の味がいいのでなんとかなるかと思いましたが、しかし考えてみると苦しいかと思いました」とのことでした。
コメント
将棋の重要対局が2局
先日も書いた瀬川氏のプロ入り編入試験第一局が本日10時より実施されています。対局相手は佐藤天彦奨励会三段。心境は複雑なものがあるはずです。自分が血の出るような三段リーグを戦っているというのに、横から「すっと」抜いていかれる可能性があるのですから。よって…
「両対局者のコメント」について
「両対局者のコメント」について
佐藤プロの攻めに手抜き、香車もしくは桂馬を57に成る
その後、王手の連続で迫ると瀬川さんのかちでした。