一昨日の対局、郷田九段戦は僕の後手でした。角換り腰掛銀の戦型に。
腰掛銀特有のジリジリした展開で時間を使わざるを得ず、早い秒読みになってしまいましたが、辛抱強く指せたように思います。
下図は優勢で迎えた終盤。▲2四馬と3三から馬を引いた局面です。決め手がありそうですが。
ここで△3七ととしました。▲2五飛△4八とのとき、自玉のトン死筋が怖かったので代えて△2八と~2七飛成という妥協の順も考えましたが、ここは踏み込まなければと思いました。
本譜は詰みなしとみて▲2五馬でした。△4八と以下、200手超えとなりましたが、なんとか勝ち切ることができました!
急所で我慢できて郷田さん相手に勝ち切れたことは嬉しかったです。自分としては久しぶりに満足いく将棋が指せたように思います。
続けて午後、枠抜けの一局は鈴木(大)九段と。先手で対四間飛車の戦型に。
わずかに指せる展開でしたが、振り飛車らしく追い込まれて難解な終盤戦に。下図は△9一同角と桂を取られたところで、こちらだけ秒読みになっています。自玉は△8八銀以下の詰めろなので攻防手が必要ですが。
実戦は▲8三香としましたが、△7二玉▲7三銀△同角以下分かりやすい形にしてしまい、以下負けとなりました。
ここは代えて▲9三角成でした。詰めろ逃れの詰めろなので、当然第一感なのですが、一回△5五角と出られてから受けられて足りないと判断し、読みの薄い手を指してしまいました。
まだギリギリの終盤戦を続けられたはずなので秒読みとはいえ残念です。連勝したかったなあ。
気を取り直してまた頑張ります!!
この日は特対で編入試験も行われていて、里見さんと廊下ですれ違ったりも。
こちらは短時間の将棋なので観に行く余裕はなかったですが応援していました。
残念ながら逆転負けで残り3連勝条件と苦しい状況になりましたが、一つ勝てば流れも変わると思います。第3局の健闘を祈ります!
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