僕の後手でした。対四間飛車の戦型に。
苦しい時間が長い将棋でしたが、双方一分将棋で形勢は入れ替わり下図を迎えました。相手が▲4五歩と香を取ったところです。
相入玉濃厚ですが、相手は点数がハッキリ足らず分かりやすく勝勢です。ここでありえない大ポカを指してしまいました。
ここで△3六歩としました。これ以上ない悪手で▲2四角と打たれて飛び上がりました。深夜の錯覚としかいいようがないのですが、さすがにあきれました。以下持将棋成立となり指し直しに。
勝ち目前が引き分けとなり、流れは悪いですが、しかし竜タダ取りされて負けなかったのもツイてる、と思い直しました。
指し直し局はお互い持ち時間1時間先後入れ替えで23時45分に開始。同じく対四間飛車で僕は居飛穴に。上から攻められる展開でしたが、ようやく反撃の局面を迎えました。下図は相手が△6六同歩と香を取った局面。急所の一手があります。
ここで▲7五歩としました。▲7四歩からの攻めに加えて▲9四角から受けに利かす筋もあります。この手でペースを掴めました。
このあと双方一分将棋で紆余曲折ありましたが、なんとか勝ち切ることができました!終了は3時21分。たぶん自分の対局では最も遅い終局でしょうか。
反省も多い長い一日でしたが、最後に勝てたのはよかったです。次も頑張ります!
コメント
瀬川先生、竜王戦勝利おめでとうございます。文章前半読んだら負けたかと錯覚しました(苦笑)
必勝から引き分け再試合はしんどかったと思いますがそこからきっちり勝てたのは非常に大きいと思います。4組昇級までもう少しですね。期待しています。