昨日の王位リーグ、稲葉八段ー藤井(聡)七段戦、終盤はAmebaTVでリアルタイムで観てました。
あの持ち時間の状況でバリバリのA級棋士に逆転勝ちできるのは凄すぎるの一言です。詰みも見事でした。
一緒に考えてましたが自分なら余裕で逃しそうです。勇気くんの「藤井さんなら▲7三成桂を逃すわけがない」という解説もよかった。
藤井七段は持時間を惜しみなく使っている印象があります。
もう3年ほど前になりますが、C2順位戦で藤井四段(当時)と対局したとき、終盤相手にミスがありました。その瞬間膝を叩いて悔しがっていてミスを隠そうとはしてませんでした。普通は相手にミスを悟られないようにするものですが、勝ち負けより、目前の局面の最善手に重きを置いていて、今もそれはそんなに変わっていないのかなと思います。
時間配分なども考えて、勝負にも重きを置くようになったらどうなるのだろう、と末恐ろしくも楽しみな気持ちもあります。
と他人事のように書きましたが、彼の華やかな将棋を見ているとなんとかもう一度教わりたいと思います。簡単ではないですが。
そして今日は注目の一局、中座七段ー川上七段戦があります。昔からよく知る二人ですが、川上七段は勝てばフリークラスからC級2組に昇級になる一局です。竜王戦でずいぶん痛い目にあったので順位戦で借りを返したいですね。
現在、中座さん居飛車、猛やん四間飛車藤井システム風となっています。好局を期待しています。
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