43手目▲６九飛まで、消費時間は神吉19分。瀬川17分。非常に早いペースでしたが、現在はここで瀬川さんが熟慮に沈んでいます。
43手目▲６九飛以下、進行の一例は△２四角▲５六歩（△４六角は▲５七銀）△３三桂▲５七銀△４五歩▲４七金△１二玉（参考図）。最後の玉寄りは角筋を避けた手で、振り飛車からの▲４六歩△同銀の進出を防いでいます（２二玉のままでは、△４五歩に▲同銀と取られる）。
本局の記録係は牧野光則二段（17歳、木下晃七段門下）。神吉六段は宣言通り、全身ピンクの出で立ちでした。靴下から眼鏡のフレームにいたるまでピンクです。神吉六段は対局前、瀬川さんの方を見て、「どや、目がチカチカするやろ？」と笑っていました。
（松本）
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