佐々木(大)戦は僕の後手でした。相掛りの戦型に。
序盤ミスから苦しい展開が続いていましたが、終盤チャンスを迎えました。
下図△4八歩に相手が▲同玉としたところ。双方30秒将棋です。
ここで▲4七香を防ぐ意味で△4七歩としましたがこの手が敗着となりました。
ここでは単に△9八ととすべきで▲4七香には△4五歩で後手指せていました。△4五歩が見えませんでした。
△4七歩に▲同玉とされて角先の玉寄せにくしで以下負けとなりました。
翌日、中村(太)戦は僕の先手で角換りの戦型に。
序中盤はまずまずでしたが、なんだかんだで終盤は混戦に。
やや指せていたと思うのですが、入玉か寄せに行くかの方針がちぐはぐで、逆転されて苦しい展開に。
下図は△7一銀と打たれた局面。しかしこれが次の手を見落とした疑問手でした。△8一銀ならハッキリ負けだったと思います。
一分将棋の中、▲4三桂としました。以下△同銀▲5三角△2二玉▲3二竜△同金▲7一角成と進行。
どう応じても7一の銀が抜ける仕組みになっています。
以下は大混戦となり、双方長い一分将棋の末、なんとか勝ち切ることができました。200手近い激戦でした。
連戦は1勝1敗。2局目はラッキーな逆転勝ちだったのでよしとしなければですかね。
次も頑張ります!
コメント
中村六段戦、すみません、
私もビックリ寄りに嬉しいです。
先月25日のブログで仰っていた
「苦しいながらもあきらめずに
ついていけたのがよかった」ことが
今回も生きたのかなという気がします。
2日連続の激戦お疲れ様でした。
詳細な御報告、ファンとしては嬉しい限りです。「後手4五歩」が見えず負け、「後手7一銀に4三桂」と打って勝ち。いやはや、プロの勝ち負けと云うのは本当に紙一重の世界なんですね。そして「タイチ君」を負かす瀬川五段の実力も侮れません。
正直に言って、中村(太)さんに勝てるとは思いませんでした。素晴らしいですね。この調子で、順位戦での藤井4段戦に臨んでいただきたいと思います。
中村先生に勝つとは