僕の後手でした。横歩取り△33角の戦型に。
下図は△2四角と2四にあった相手の歩を取ったところです。対局中はまずまずと思っていたのですが。
単に▲7六飛△8三銀を予想していましたが、ここで一回▲2三歩と叩かれました。この手が好手でした。
本譜は△同金としましたが、2二銀2三金の悪形が響き、苦しい戦いになりました。
一歩より形を乱すのが大きかったようで、軽視していました。このあたり大局観が今一つでした。
以下は押し切られ、負けとなりました。
リーグは0勝5敗という結果に終わりました。本当に不甲斐なく応援頂いた方には申し訳ありません。
全敗もそうですが、内容も差をつけられてしまったのが多く悔やまれます。
トップクラスと連戦の経験は今までなかったのですが、今回指させていただき、大きな差を痛感しました。
リーグ中は自分の実力不足に凹む日も多かったです。リーグ前はウキウキしてたのになあ。
今まで表面に出なかった自分の弱さも全て出てしまったように思います。課題が山積みになりました。
このところ、連敗中で内容も悪く、対局に向かうのも気が重かったのですが、
ただ最終戦の一斉対局中はなんというかいい気分でした。
リーグ一斉対局といえば順位戦ですが、あの重々しさとはまるで違って対局室の空気が澄んでいたように思いました。
いや、単に連盟改装後だったからかもしれませんけれど。
このままでは終われません。今回をいい経験にして、またここに戻ってこられるよう頑張っていきたいと思います。
コメント
山崎八段の改心譜でしたね!
リーグ戦全敗という結果を報告するのは辛かったと思います。でも、(恐らく)過半数の棋士は王位戦リーグ戦入りの経験がないまま引退していくわけですから、瀬川さんの棋力は相当なものなのは間違いありません。
次にまたリーグ戦入りをしたときには、大暴れしてくださいね。
ご苦労様でした。応援継続ちう!またお会いできる日を、楽しみにしています。
お疲れ様です。初の王位戦本戦なので楽しみにしていたでしょう、勝っても負けても得る物しかないので、出場できて本当によかったと思いますし、もっと早く経験しておきたかったですね。一戦目、二戦目で負けた時、メンタルがやられるくらいショックだったと思いますが、自分の哲学は泣くのはきつい稽古で泣けと、出場した時に「おまえら俺ほどきつい稽古やったことないだろ、頭がおかしいくらいやってきたぞ」って言えるくらいの状態を作って毎回挑みたいです。一見、自信がなくなってしまうようなこの機会が最大の学びであり、気づきであるのですから、ここは避けちゃいけないわけで、本気で向き合って、こんな経験できて超ラッキーって発想に切り替えて、山積みの課題を消化していってほしいです。不安に押し潰されそうになったり、泣くほどの稽古が辛いとか、そっちでどこまでできるか自分の精神との厳しい戦いです。限界作っちゃいけないけど、常に限界にチャレンジ。もう一度必ず戻って、リベンジです!
全力尽くせればまずはヨシとしましょう。ドンマイ❗
応援しております
王位リーグお疲れさまでした。結果は仕方ないですが、心配なのは、瀬川さんの調子が王位リーグ入りしたことによって悪くなってしまったのではないかということです。強豪相手に負けて自信を喪失するよりも、やはり白星が一番の特効薬です。瀬川さんがプロ入り前に銀河戦で勝ちまくっていた時も、やはりそうだったのではありませんか?自信、勢いが大事だと。6月に入ると、いよいよ瀬川さんの正念場である順位戦が始まります。今年度の対戦相手を調べてみたのですが(暇だなあ)、ベテランとの対戦が無いのは不利ですが、過去に対戦がある棋士との対戦成績は、すべて瀬川さんが勝ち越している相手です(1勝0敗も含みますが)。プロ入りして間もない初手合いの若手も、それほど勝ちまくっている人ではないです。つまり瀬川さんが本来の実力を出せば、勝てない相手はいません。全勝も夢ではありません。開幕まで、是非研鑽を積まれて、スタートダッシュを期待します。
本当に奥深い世界なんだろうなぁ~と迫って来るblogでした。その澄み切った空気に又踏み入って行きたいですね。そして私達に瀬川さんの言葉で伝えて欲しいと思います。
一区切り、お疲れ様でした。
結果はともあれ、とてつもなく
大きな経験になられた気がします。
「このままでは終われません」という
お言葉が、瀬川さんファンからして
とても嬉しく、心強く思いました。
また、ワクワクしながら
応援させて頂きたいと思います。
私事ですが、少し先になりますが
指導対局会、正直ちょっと怖いですがw
楽しみにしております。
リーグの結果は残念でしたが、「対局室の空気が澄んでいたように思いました」という場の雰囲気を当事者として経験出来ただけでも、収穫は大いにあったと思いますよ。きっとそこには、将棋に人生を賭けた男たちのみが知る崇高な世界があるはずです。敢えて言いますが、瀬川さんは未だそこまで踏み込めていないのでは?
「このままでは終われません。」という気持ちさえあれば、棋士瀬川晶司はまだまだ伸びると思います。
きっかけや手がかりを見つける力、それを自分のモノにする力が問われているような気がします。
自分の仕事の世界では特にそうなのですが、こういう時って焦っても良い結果出ないんですよね。きっかけは思わぬところに隠れていたりします。
おそらく勝負の世界も同じなんじゃないかと思います。
ということで気長に応援いたします。
お疲れ様でした。
リーグ前はウキウキされていた、ということと最終戦はいい気分だったということにホッとしました。瀬川先生は将棋が大好きでいらっしゃるので、のびのび楽しんで指していただけると、私も嬉しいです。私は父と指せなくなってから、自分があまりにも弱すぎて相手の方に申し訳なく、最近は将棋から遠ざかってしまいました。私もまた楽しく指したいなあ。