記録係

昨日、十数年ぶりに記録を取りました。2006年10月サンフランシスコでの竜王戦第一局以来でブログにもありますね。確か大失態をしでかしたような。。。ここでは触れないでおこう。

緊急事態宣言のため、現在奨励会は休みです。なので公式戦は奨励会員でなく棋士か女流棋士が記録係を務めています。希望して採用されたはいいのですが、しかし対局者が後輩の場合、僕はよくても後輩側はやりずらいかな、などと思っていました。

実際は小林宏七段ー石川陽生七段という両先輩のカードでしたので杞憂でした(そう配慮してくれたのかもしれませんが)。奨励会時代も記録を取らせてもらったおふたりですし、周りから見ても僕の記録係に違和感はなかったはず(?)です。

連盟での記録は奨励会以来なので20数年ぶり。とても新鮮でした。これまで観戦記などもないので、対局者でないのに(連盟の)対局室に長くいるという状況はプロになってから今回が初めてで奨励会の時とは違った感慨がありました。かぶりつきで対局観戦できるというのも思えば贅沢ですよね。奨励会の時はそんな余裕は一ミリもなかったなあ。

記録っぽく頑張って正座をしていたら小林先生から「無理しないで楽にしていいよ」と。さすが僕のことをよく分かっている(笑)

将棋は振り飛車の名局で勉強になりました。感想戦をちゃんとできないのが両先生とも名残惜しそうではありましたが、でもこのような形でも対局が続いているのはとても有難いことです。わずかでも火が灯してあることは本当に貴重と思います。願わくば中断無く対局が続きますように。そしてタイトル戦と東西交流が早く実現することを祈ります。

一番の懸念であったタブレットの使い方も覚えたし(笑)また機会あれば取りたいですね。

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