控え室では銀冠の大家である森下卓九段を中心に検討がされています。
29手目▲9六歩は、神崎七段に教えていただいたところでは「神吉流」。森下九段によれば「早めに飛車先を決めさせた意味があるのではないでしょうか。後に▲9七桂と跳ねる余地があるなど、思わぬところで威力を発揮することがあります」。
32手目、瀬川さんが△2五歩と玉頭の位を取った手については、「ここは好みの問題でしょう。私ならば△1四歩~△1五歩、あるいは△7四歩を先に指して、最後に△8五歩とすることが多いです」。
43手目、神吉六段が▲6九飛と引いた手を見て「ほう、なるほど。神吉さんはこの形のプロ中のプロですからね」。△8六歩▲同歩△8八歩ならば▲9七桂で大丈夫です。
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