昨日の対局

残念ながら負けでした。また敗戦解説で申し訳ないですが。

先手が私で後手が勝浦九段です。角換わり腰掛銀の戦型となり△22玉としたところ。この局面は昨年12月に指した銀河戦対増田五段戦と同一局面。増田戦では▲25歩としましたが、同じでは芸が無いので本局では▲25桂と仕掛けました。以下△24銀▲28角△35歩と進行。

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数手進んで▲38歩と受けた局面。馬は作られていますが飛車を手持ちにしていることと▲44歩の取り込みが残っていること、などから指せると思っていました。

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△26角成となった局面。こうなってみると簡単ではありません。25桂が生きているうちに65か45に銀をぶつけて一気に攻めたいのですが、どうにもうまくいきません。ここで長期戦を覚悟しましたが、これでは作戦失敗。前局面を良しとみた形勢判断がおかしかったのかもしれません。

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いろいろあって以下の局面となりました。馬2枚を引き付けられ苦しい。ここで▲15歩と攻めました。たとえこの手が悪手だとしても、こうするしかないところです。

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最終盤、▲64桂に72にいた馬を△54馬右としたところ。相手は1分将棋で私は残り2分。馬2枚相手の寄せはややこしすぎます。以下▲43歩△51玉▲42銀△62玉▲53銀成△同玉▲42角△62玉▲41と進みました。相手も最善を逃してはいるのですが、逆転まではいかず、どうしても勝ち筋が見えません。

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169手目、最後のお願いで▲79竜としたところ。双方一分将棋となっています。実は先手玉に△87歩成以下の即詰みがあったのですが、実戦は△66金と銀を取りました。これで自玉の詰めよが消えました。逆転の手ごたえがあったのですが。

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▲74歩に△84玉としたところ。先ほど言った逆転の手ごたえはここで▲85香という手が見えたからです。しかし、読んでみるとどうにも寄りません。△同玉▲73歩成△76玉▲74馬で部分的には必死ですが、△87歩成▲同金△67玉で逃れています。他にも際どい筋はあるのですが、どれも足りません。ここで負けを悟りました。
実戦は▲86歩としましたが、これは詰めよでないため△65馬で負けです。最後は綺麗に詰まされました。

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追い込みましたが届かなかったという将棋でした。力は出し切ったと思いますが、相手が強かった。まだまだ僕が弱いということですね。
痛すぎる連敗ですが、気持ちを切り替えてまた頑張ります。

コメント

  1. jin より:

    瀬川さんが勝ったときは笑顔になり、負けたときは本当にがっかり。いつまでも応援しています。

  2. カワマタ より:

    こんばんは。A級戦検討はすごいですね。通夜か大晦日か正月かという感じです。こういう雰囲気好きです。当事者以外で見る分にはですが。

  3. 手紙送りました より:

    お疲れ様です!
    次があります! がんばって下さい

  4. ken より:

    対局、お疲れ様でした。心身をリフレッシュして、次に挑んでいただければ幸いです。
    手合い次第では「年度内」の可能性もまだありますので。

    囲碁将棋チャンネルの「銀河クラブ #70」、拝見しました。敗戦の自戦解説に頭が下がりました。「手が見えているかどうか」は素人には想像がつかない世界です・・・。

    「週刊将棋1月31日号」は、奨励会編入試験の特集2ページ+コラム「いま、将棋界の話題」の「もし、プロが三段リーグに入ったら」に、惹かれました。この話題に興味がある人にとって必見だと思います。コラムには瀬川さんのコメントが19行、出ています。

  5. 唐竹割り より:

    おつかれさまです。
    丁寧な解説ありがとうございます。
    次こそ勝利の報告を期待しています。

  6. より:

    残念でした。。。
    しかし自力昇級があるならまだ希望があります!
    次の一勝です!!自信もって!!

  7. 旅路の果ての♪ より:

    初めの図で2八角と昔谷川先生が打っていたような。違うかな?きっと難しいのでしょうね。瀬川流の指しまわし期待しています。

  8. kuriri より:

    瀬川先生が勝ちますように…。昇級されますように…。

  9. kuriri より:

    瀬川先生が勝ちますように…。昇級されますように…。

  10. カワマタ より:

    こんばんは。ここはもう世界一になりましょう。ギネスブックに載りましょう。どのような項目で載るか。「最も考えない棋士」なんてのはどうですか。全ての手をノータイムで指す。やっちゃいましょう(無理)すみません。

  11. kno より:

    瀬川さんには残念でしたが、オ-ルドファンとしては、往年の「カミソリ勝浦」健在とのことでうれしくも有ります。
    今後一つ一つ勝ち星を重ねて昇級を果たされることを祈ります。体に気をつけて頑張って下さい。

  12. YU より:

    13勝8敗になりましたね。
    今年度の昇級はかなり厳しくなりましたけど、残り全部勝てばいけます。

    それ以外の手である「良いところ取り30局で勝率6割5分以上」を達成するためには、勝率6割5分に復帰する必要がありますね。

    何はともあれ勝利あるのみです。
    気持ちを切り替えて良い将棋が指せますようにお祈りしています。

  13. 瀬川 より:

    >akiraさん
    いつもコメントありがとうございます。そうですね。▲75竜が見えていませんでした。でもおっしゃる通り63歩で負けですね。

    ひとつ訂正です。”実は先手玉に△87歩成以下の即詰みがあったのですが”とありますが、よく考えたら空き王手の筋があり、不詰めのようです。そうなると△66金は最善手だったかもしれません。

  14. akira より:

    最後の図面から▲8五香△同玉▲7三歩成に△7六玉は▲6八金で後手玉が詰みだと思います。(7七に合駒しても▲同龍以下で)
    従って、△7六玉ではなくて△6三歩と合駒し▲同馬△同馬▲同とには△8七歩成以下後手勝ち。また、△6三歩に▲8六歩は△7六玉▲6三馬△同馬▲同とで△6五玉と逃げられて、やはり後手が優勢となります。

    欲しいですね。中終盤はかなり迫っていたようなのに、最後は届かなかったとは。

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